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2013年10月15日火曜日

そして父になる

親子ものを描いた映画が涙腺を刺激するようになったのは30歳を過ぎた辺りではないかと思う。それも父と息子ものに弱い。オーソドックスなものだと「Field of Dreams」とか、Pixarの「Finding Nemo」もなかなかである。


そして父になる」、「6年間育てた息子は、他人の子でした」、このキャッチフレーズに全てが集約されている。福山雅治演じる大企業エリートの野々宮一家とリリー・フランキー演じる町の電気屋さんの斎木一家、それぞれの家の長男が取り違えられていた事から生じるドラマ。それぞれの家の事情が細かく描かれているのだが基本は福山雅治目線。彼なりに子供思いの良い父親で旦那なのだが、嫌なヤツでもある。そんな彼が物語が進む過程で何故そのような考え方でいるのかも分かる仕掛けとなっている。それぞれの母親の事情や子供の目線、リリー・フランキーの立場もあるだろうに何故に彼目線と思いながら劇中、「そして父になる」と言うタイトルに思い当たった。他の3人と比べると彼だけが(父)親であるけど、まだ親でなかったのだなと。

私自身、2人の息子がいる立場として観ていたので、終始、子供達の顔が思い浮かんでいた。今だからこそ、作中の小さな設定(それぞれの家の事情、ママ友感覚、父親と母親の感性の違い)などが非常に強く伝わってきた。それぞれの親キャラに対しても身近にいるなーと言う親近感をもって観ていた感じ。

この夏は色々と観たい映画が目白押しで「Pacific Rim」、「Star Trek Into Darkness」、「Man of Steel」、「Elysium」、など一時期、毎週のように映画館に行ったが、最終的にこうして感想を残したいと思ったのはこの映画だった。日本映画も悪くない。

レイトショー鑑賞後、帰宅して最初にしたのは子供の寝顔を確認する事。自分が子煩悩になるなんて上の子を初めて抱っこするまで思いもしなかったが、蓋を開けてみればそんなものである。不思議。

子供の歳が違えばまた違った感想を持ったのかもしれないが、この映画は今のタイミングで観る事が出来て良かった。

2013年6月5日水曜日

趣味と仕事と家族と

今朝方の通勤時にGunosyで届いた記事で「家庭、仕事、趣味の両立の難しさを痛感。仕事・趣味男の弱点」、と言うものがあり読まずにはいられず呟いた。家庭、仕事、趣味を全て成立されるのは不可能では無いかと言うのが私の実感。

私の趣味と言えば武術と映画鑑賞。読書も加えたい所だが最近は村上春樹の新作を読んだぐらいでほとんど本を読む機会が無いので微妙な所。武術については以前も述べたが、NY時代と今では全くと言う程状況が違う。以前は週6日は道場にいるのが普通だったのが今はほぼ皆無。早朝に家族が起きてくる前に身体を動かす程度。サイトも以前は毎日のように更新していたが最近は月一ぐらいの頻度か。映画鑑賞は何とか映画館に時々通い、週に一回は夫婦でDVDを観るようにしている。

結婚したぐらいでは趣味の時間が消える事は無かった。が、子供が出来たら無理がある。我が家は長男が3歳、次男が6ヶ月。平日、嫁さんに任せっきりである以上、週末に気軽に稽古に行く訳にもいかない。行くに当たっては事前に要相談だ。映画館は妻子が寝た後に行く事が出来ない事も無い。睡眠時間をどんどん削っていけば良いのだが、削り過ぎると仕事に弊害が出る。バランス維持が至上命題。

仲間と稽古が出来ない事について罪悪感が無いと言えば嘘になる。とは言え、家族より優先度が高い事は無い。長男に毎朝、「お父さん、今日は会社行かない?」、と聞かれて週に5回は、「今日は仕事なんだよ」、と言って家を出ている身としては週末ぐらいは子供と過ごして喜ばせたいのである。稽古に行けばそれはそれで非常に楽しいが、子供と過ごせる時間がその分減ると言う事実は胸が痛い。ジレンマ。これまで自分の周りで当たり前のように起きていた事であるが、自分にも起きるとはちょっと不思議な感じである。

趣味の時間は今でももちろん大切だが、今は自分の中の優先順位として子供と過ごす時間の方が少し高めなのだろう。子供が可愛らしく「お父さん」と慕ってくれる期間だってそう長くは無いはず。外の世界に出て憎まれ口を叩きながら自分の世界を築き始めるまでは子供の事を優先的に考えても良いか、と。

そんな長男も明日は初登園日。明日は仕事を終えたら何とか子供が寝る前に帰って話を聞いてあげたい。

映画館にも行きたいのだけど。


2013年5月2日木曜日

Man of Steelサントラ

日頃、定期的にチェックしている映画サイトでHans ZimmerのMan of Steelのサントラの一部が試聴出来ると言う記事があった。正確には6月のアメリカ公開(日本は8月)に先駆けてアマゾンでサントラの一部が試聴出来、それをまとめた動画が既にあると言う話。


スーパーマンと言えばJohn Williamsのスコアが何よりも有名だが、今回は映画の雰囲気に合わせてかダークナイトシリーズのサントラも担当したHans Zimmer。各曲30秒なので聞いていると味わう前に終わってしまう感があるが、予告編で流れていた印象的な曲も3曲目の「Sent Here For A Reason」と言う名で収録されているようで楽しみである。サントラ好きとしては映画が面白ければ高確率で購入する予定。問題は映画がつまらなくてサントラが良い場合などだろう。18曲あるらしい。


  1. Look To The Stars
  2. Oil Rig
  3. Sent Here For A Reason
  4. DNA
  5. Goodbye My Son
  6. If You Love These People
  7. Krypton’s Last
  8. Terraforming
  9. Tornado
  10. You Die Or I Do
  11. Launch
  12. Ignition
  13. I Will Find Him
  14. This Is Clark Kent
  15. I Have So Many Questions
  16. Flight
  17. What Are You Going To Do When You Are Not Saving The World?
  18. Man of Steel (Hans’ Original Sketchbook)
これの他に別曲が入ったデラックス版もあるらしい。取り敢えず素直に楽しみなのだが、サントラにデラックス版と言うのは商魂たくまし過ぎないだろうか。Star Warsのサントラを複数枚持っている身としては思ってしまうのである。とは言え2015年のStar Wars Episode 7については映画と合わせてJohn Williamsの新たなスコアを今から心待ちしている

2013年4月18日木曜日

Summer Movie

映画と予告編を楽しむ身にとって昨日は良い日だった。何と「Star Trek Into Darkness」の最終予告編と「Man of Steel」の予告編が公開されたのである。




J.J.AbramsによってリブートされたStar Trekは嫁さんも好きな映画で、しかも今回は悪役にBBC「Sherlock」のベネディクト・カンバーバッチ。「Sherlock」はDVDで観て夫婦で大ファンになっているので今回のStar Trekは色々な意味で楽しみ。アメリカで5月公開なのに日本では8月と言うのはどうにかならないものか。「Iron Man 3」はアメリカよりも一週間早く来週公開されると言うのに。子供が2人いる身としては夫婦でそれぞれ観に行くかと今から話している。予告編は嫁さんももちろん大喜び。

「Man of Steel」、はNY時代の親友が「18回連続して観てしまった!」と件名に書いて連絡してきたぐらい。この予告編に使われている音楽は何のスコアだろう。非常に気になる。息子がいる身としては冒頭のラッセル・クロウが赤ん坊に語りかけるシーンや、ケビン・コスナーが「You are my son」と言う辺りで涙腺が刺激される勢い。ちょっと今回のこれは期待持てるのではと、私もついつい連続再生。

ちなみに「Man of Steel」の予告編については嫁さんの賛同は得られず、「全く分からない」、とのコメントが。父子感覚は「Field of Dreams」、みたいな感じだろうかと思ったのだった。


2012年12月4日火曜日

007 Skyfall

ジェームズ・ボンドの映画、初めて観たのはテレビ放送のショーン・コネリーの「ゴールドフィンガー」だったろうか。映画館で初めて観たのは中学生時代、ロジャー・ムーアの「美しき獲物たち」だった。それ以来、ティモシー・ダルトン、ピアーズ・ブロスナン、ダニエル・クレイグと007を演じる役者は変われど映画館で観てきた。それぞれの作品がその当時の自分の記憶と重なっていて面白い。

そして50周年記念の作品「スカイフォール」。その昔、父親が学生時代に「ロシアより愛をこめて」を映画館で観た話を聞いた時はピンと来なかったが、自分にも子供が出来るといずれは子供と映画館で観る日も来るのではと思わずにはいられない。


今回は既に2度観ている。初回は2週間前のアメリカ出張の際、ニューヨークで。平日朝の9時40分のIMAXの会を堪能した。観客数は20名程度だったろうか。2度目は日本での区会初日。映画の日と言う事もあり大変な混雑ぶりだった。嫁さんが初回を観に行き、私は嫁さんにチケットを買ってもらって午後の回を。小さい子供がいるとなかなか夫婦揃ってとはいかない。

方々で書かれている事なので私から特にコメントする事は無いが、ダニエル・クレイグボンドの特徴は今の時代に合わせたリブートだろう。今回はまさに古いボンドと新しいボンドの見事なミックスぶりだった。新しいシリーズでありながら過去のシリーズに繋がるとでも言うべきか。堪能した。冒頭のアクションシーンで鳥肌が立つような感動を与えてくれる作品なんてそうそう無い。2度目でもそれは変わらなかった。Qとのやり取りなど、予備知識が無くても普通に面白いが、過去の作品を知っていれば更に面白い。アストンマーティンはその最たるものだろう。

個人的に日米での鑑賞比較をすると観客のノリだろう。NYで観た時は少数だったにも関わらず私を含めて映画の某シーンなどで、「それか!」、みたいな感じで観客が盛り上がるのに対し、日本の映画館はとにかく静か。声を出して笑うのがためらわれるぐらいである。後は鑑賞後、映画の雰囲気に浸って映画館を出てくるのは良い映画のお約束だが、NYにいる時の方が自分自身の表情を含め「なりきり感」が強かった気がする。そのまま映画の世界がスクリーンの外に広がっている感じとでも言おうか。これは街の持つ空気の違いかもしれない。

いずれにせよお勧め

次回作かその次ぐらいは子供と行くのだろうかと思うと妙な感じです

2012年11月1日木曜日

Star Wars Episode 7






本来なら昨日の内に何か書くべきだったのだろうが、未だに言葉が無いと言うのが正直な所だ。昨日の朝、Facebookで友人からこの話を聞いた時は、「何の事?」、と思っていたのだが、出勤時の電車の中、Twitterで情報を読むにつれ冗談では無かったのかと言う思いと、「どうなるのだろう?」、と言う思いに捉われた。答はまだ無い。

Star Warsは元々9作の構成だったのが、新3部作が出来る頃にルーカスの6作構想に変わり、その直前辺りからEU(Expanded Universe)と言う形で小説が多数登場するようになった。このブログでも触れた事があるかもしれないが、数々の小説を経て、今やハンとレイアには孫が、ルークの息子はティーンエイジャーと言う状態である。新作は小説の世界を踏襲するのか否か、考えれば考える程、悩む。

公開は2015年。たったの3年後である。新3部作の間、私は仕事でアメリカにおり、公開初日は会社を休んで映画館に行っていた。1997年に特別編が公開された時は社会人になる直前でハワイの師匠の家に一ヶ月居候させてもらって稽古の傍ら、映画館に行っていた。2015年はどうだろう? 

その昔、初めて父親にせがんで観に行ったのが「帝国の逆襲」だった。小学校の頃である。2015年にEpisode 7と言うと息子は5歳、映画館に連れて行くのは微妙な年頃か。大体、3Dで全6作を公開すると言う案はどうなったのか、2015年のStar Warsが今の感覚で3Dと言われたら微妙だ。書けば書くほど頭の中がグルグルしてくる。むむむ。


取り敢えず当面はStar Warsネタに困らないと言うのが救いか

2012年10月20日土曜日

エクスペンダブルズ2/The Expendables 2

今日は映画の日、嫁さんの実家で子供の面倒を見てくれるとの事で、嫁さんと2人、「The Expendables 2」、を観に行った。嫁さんの趣味度数ゼロ、私の趣味度数100に近い配分だったが、他にちょうど良い作品が無かったのである。普通の予告編はこんな感じ。


ただ、映画のノリを考えると、こっちの方がイメージとしては近い。センスも良い氣がする。


このノリも素晴らしい。


物語はあって無いようなものである。と言うか、スーパーご都合主義。物語があってキャラがいるのでは無く、キャラに合わせて物語が作られている状態。チャック・ノリスなんて登場の仕方も退場の仕方も唐突過ぎて茫然とするぐらい。

だが、それで良い。

だってこの映画の魅力は80年代から今に至るありとあらゆるアクション俳優を一堂に集めている事だから。同じ画面にスタローン、シュワ、ウィリスがいたら後の辻褄合わせなんて些細な事である。大体、戦争映画なのに皆、無駄に肉弾戦が多い。ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ヴァンダムがいたら、彼らには銃をぶっ放すより、格闘して欲しい。それも中二病の妄想に応えるように他の大物と。そんなファンの願望に素直に応えているのが素晴らしい。

そしてセリフ。シュワに向かって「Your ass will be terminated」、とか、シュワが「I will be back」と言うのに対し、ウィリスが「You've been back too much, this time I will be back」と言って飛び出し、シュワが「イピカイエー」 、とかお互いに相手の決め台詞を吐いたり、やっている人達が実に楽しそうである。方々で大笑い。コメディかと思うぐらい。


映画館で笑っていたのは我々夫婦が主でしたけど


興味ゼロの嫁さんが1作目も観たいと言い始めましたイピカイエー

2012年10月15日月曜日

Ally McBeal

私は1998年から2008年の10年間、仕事でアメリカで生活していたのだが、初期の頃、よく観ていたドラマがAlly McBeal。邦題は「アリー my Love」である。ボストンを舞台に主人公のアリーを軸に恋愛コメディ、そして法廷ドラマと盛り上がる。英語字幕を表示させて一所懸命にあらすじを追っていたのは14年近くも前の事と思うと、茫然だ。


そんなドラマだが、そう言えば第一シーズンは未見だったのと思い、DVDを借りて来て数話観た。一緒に観ていた嫁さんと話題になったのが何故、主人公に共感出来ないか。むしろ弁護士事務所を経営するリチャードやアリーの秘書のエレインの方が面白い。以前、観ていた時はアリーと元彼のビリーの関係など、大いに氣になったものだが、今、観ると「お前、その中途半端な優しさがさ」、と説教したい氣分になってくる。

これが落ち着くと言う事か。

考えてみればアリーを観始めた時は20代半ば、異国で独り、色々と奮闘している時代だった。今は30代のファイナルカウントダウン、妻子持ちである。物の見方が変わると言うのはこう言う事かと思ったり。昔テレビで観ていた時は意識していなかったが、登場人物も20代後半かせいぜい30頭なんだろうと思うと、思わず目が遠くなる。家のどこかにサントラのCDも数枚あった氣がするのだが、どうしたものやら。


後ネクタイが90年代・・・

やはり派手なネクタイよりクラシックな方が時代を超えるのかもしれません

2012年8月26日日曜日

Midnight in Paris

 事の始まりは近所のミニシアターに保育所が付いていると言う事を嫁さんが発見したと言う事。子供を映画の上映中に預ければ一緒に映画を観れるではないかと言う話だった。考えてみると子供が生まれる前日まで映画館に通っていたが(Tim BurtonのAlice in Wonderlandだったと記憶している)、それ以来、2人で映画館に行った事は無い。それをやってみようかと考えていたら、嫁さんの両親が家で子供の面倒を見てくれる事になり、その言葉に甘えて日曜朝の10時に回に出かけて行った。


物語が始まるまでは携帯から「即刻帰宅命令」連絡が来るのではとドキドキしていたが、映画が始まるとあっさりと物語に引き込まれた。主人公のギルはハリウッドの売れっ子脚本家で作家志望、婚約者とその両親とパリに遊びに来ているが、婚約者とは価値観が食い違うし、小説の出来に悶々としている。 そんな中、真夜中過ぎたパリを散策していると1920年代に迷い込み、そこにはフィッツジェラルドやヘミングウェーが・・・と言った物語。

1時間34分と言う短い時間で綺麗に物語がまとまっており、主人公の成長もきちんと描かれている点が満足。そしてパリの描かれた方が観光映画かと思わせるぐらい魅力的。これを観たらパリの街を散策したくなる。そう言えば最後にパリを訪れたのは2001年のテロの前だったけなと思い出す。あの時はちょうど夏の季節で散歩には最適だった。でも子供を連れてはこんな大人の世界は無理だしなぁーなんて事を思わせるような映画だった。パリと言う街だからこそ成立するファンタジー。

映画終了後、嫁さんが両親に電話をしたら、子供はとても元氣に遊んでいるとの事でそのまま2人でランチにコーヒーと楽しんだ。子供が昼寝をする前に愚図ると面倒だからと帰宅するとちょうど寝入った所、拍子抜けである。たっぷりと遊んでもらったようで感謝。こんな珍しい出来事をFacebookに投稿したらNY時代の後輩からコメントが。


楽しい夜が過ごせたようで何より、次回は2年以内に!


うん、まぁ朝だったのだけどね・・・こんなコメントを残した友人は華の独身貴族

2012年7月29日日曜日

007とオリンピック

オリンピックの開会式が昨日だったと言う事は起きてから氣が付いたのだが、ネットで007がエリザベス女王をバッキンガム宮殿からエスコートする映像は楽しんだ。女王自ら、「Mr.Bond」と話しかける辺りが素晴らしい。さすが国をあげてのセレモニーである。



それとは別に30秒程度だが新しいSkyfallの予告編が公開されたようだ。


楽しみ

2012年7月23日月曜日

特報/Man of Steel

2006年の「Superman Returns」は過去のスーパーマンへのオマージュの多い私としては好きな作品なのだが、一般受けはそれ程しなかったようである。

だからだろうか、過去のバットマンとは全く異なる新生バットマンシリーズに続き、新しいスーパーマン、「Man of Steel」、訳せば「鋼鉄の男」だろうか。アメリカでついに公開開始の「The Dark Knight Rises」に合わせて、新スーパーマン、「Man of Steel」、の特報が公開された。しかも2本も。


流れる映像は一緒だが、ナレーションがそれぞれ異なる。一本目はスーパーマンの育ての親ケントを演じるケビン・コスナーによるもの、二本目はスーパーマンの生みの親Jor-Elを演じるラッセル・クロウによるもの。どちらもスーパーマンに生き方を諭す内容で実に渋い。今回のリブートではジョン・ウィリアムズのお約束であるサントラを聞く機会は無さそうだが、全く新しいタイプの物語が観れそうで楽しみである。


ところで「007 Skyfall」 の新予告編はまだですか?


アメリカのIMAXでは既に公開されていると言うのにネットではまだなんて・・・

2012年7月11日水曜日

サントラ/The Dark Knight Rises

私はサントラが好きだ。私のiPodの音楽をチェックすれば映画のサントラが延々と並んでいるのが分かる。朝の通勤時は必須アイテムだ。「Batman Begins」、「The Dark Knight」、はいずれもCDを持っている。そんな訳で作曲家のハンス・ジマーの最新作である「The Dark Knight Rises」のサントラが映画の公開前に全曲公開と言うのは信じられない思い


 映画を観る前から聞きこんでしまうじゃないか


サントラの売上、大丈夫なのか・・・

2012年7月5日木曜日

The Amazing Spider-man


アメリカより公開が早い唯一のアメコミ映画。日本での興行成績はどうなのだろう。先行ロードショーを観そびれ、初日に観に行った。スパイダーマンは私の好きなヒーローで、その主人公の等身大ぶりが子供の頃から好きだった。サム・ライミ版は第三弾を除いて今でも大好き。あの一作目が公開されたのが10年前の2002年とは改めてびっくりである。




当時、この予告編を繰り返し観た記憶があるのだが、当時はYouTubeも無かっただろう事を思うとビデオでの録画だったのだろうか。記憶は曖昧だ。予告編で流れる格好良い音楽とスパイダーマンの動きに何度も観たものである。新スパイダーマンの予告編はこんな感じ。



今回の作品はリブートなので、話の焦点は異なるものの、前半のピーターがクモに咬まれて特殊能力を身に付け、スパイダーマンとして活躍する事を決意するまでの流れはある種のデジャヴュ感が無くも無い。異なるのはピーターを演じるアンドリュー・ガーフィルドがトビー・マクグワイアと比べるとずっとスマートに格好良い所か。海外のサイトでも指摘されていたがオタクっぽさが消えている。コンタクトレンズをして、スケートボードに乗り、女の子相手にも前3作のような奥手全開と言う感じでは無い。

全体として感じたのは青春ものとしての香りか。主人公二人がとても良い味を出している。そして私が好きだったのが、ニューヨーカーの協力である。前3作でもそうだったが、スパイダーマンが窮地に陥ると街の人達が一生懸命に助けてくれるのである。2001年の同時多発テロの時も同じような空氣があった。日頃はとても冷たく感じられるニューヨーカーが危機の時は率先して互いに助け合う。あの感覚に似たものが映画を観ていて今回も感じられた。まさに良き隣人スパイダーマンである。

今回の作品は新三部作の第一作目らしい。新しいスパイダーマンの活躍にファンとしてはぜひ期待したい。で、日本の配給会社には注文が一つ。




エンドクレジットで日本語の歌を入れるのはやめてくれ


洋画を堪能した余韻が破壊されるので、せめて日本語吹き替え版にのみ付けるとか工夫して欲しいものです

2012年5月21日月曜日

007/スカイフォール

先週、月曜日に予告編第一弾が出ると聞いて、欧米の月曜だろうと思って帰宅したら、既に出ていた。007最新作、Skyfallの予告編。



渋いぜ


日本公開は12月だったかな、楽しみです

2012年4月23日月曜日

わたしを離さないで(Never Let Me Go)

レンタルショップでしばらく氣にはなっていたのだが、嫁さんが借りて来たので週末に観た。原作は「日の名残り」でイギリスの文学賞であるブッカー賞を取ったカズオ・イシグロの2005年の小説。映画はキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイが主演を務め、キャリー・マリガンが演じるキャシーの回想と言う形で物語は展開する。イギリスの片田舎の寄宿学校ヘールシャムで子供時代から一緒に育ったキャシー、ルース、トミー3人のドラマ。



 切ない。この映画を一言で表現するとしたらこれに尽きる。題材は一応SFなのだが、物語の設定が過去なので、映画にはSFらしさはほぼ皆無。冒頭で説明される物語の時代背景設定もサラッとし過ぎていて、その上、物語は天氣の悪いイギリスで続くので、下手すると途中まで題材がSFである事を忘れてしまうぐらいだ。抑制された絵と淡々と語られる物語の中で一つ一つの事件が胸を締め付ける。


ここから先は少しネタばれ。分かる人には予告編で充分にネタばれしている感があるが、一応警告。

 観終えた時にとにかく救いの無い切なさに包まれたのだが、同時にデジャ・ヴュ感もあった。この物語の骨子、どこかで観たような。それで思い出したのが、2005年のマイケル・ベイの映画、「アイランド」。


 全く異なる作品のように見えるが、基本的には同じ話である。方や純文学で登場人物の心理描写と逆らえない運命を抑制したタッチで描く。方やハリウッドの大資金でアクションと盛大な爆発シーンを交えて、主人公達は運命に逆らいハッピーエンドに持ち込む。どちらが面白いかは個人の好みがわかれる所かもしれない。個人的には「わたしを離さないで」が好み。


家にあるカズオ・イシグロの他の未読小説を読むべきかは悩む所ではあるが




2012年4月2日月曜日

デニーロ フェア


意図していた訳では無いのだがこちらの方の掲示板のコメントに触発されて久しぶりに「Midnight Run」を借りて観た後、嫁さんが「Wag the Dog」を借りてきて観賞。期せずして1988年の作品と1997年のロバート・デニーロの作品を観る事になった。




「ミッドナイトラン」。現在、続編の製作が噂されている賞金稼ぎを描いた1988年の傑作。映画館で観た記憶があるので当時、中学生か高校生だったに違いない。元警官で賞金稼ぎのデニーロが、会計士でギャングの金を慈善団体に寄付してしまったグローディンをNYで捕まえてLAまで連れて行く物語。典型的なバディー・ムービーである。当時はピンと来なかったが、NY、ピッツバーグ、シカゴ、ラスベガス、LAの漠然とした位置関係が分かると彼等の旅ぶりが何となく伝わって来る。

登場人物の大半がヘビー・スモーカー、電話は公衆電話、飛行機のイヤホンは耳にぶら下げる聴診器型、カメラはポラロイドと言う辺りにとことん80年代を感じる。物語が全体的に能天氣な明るい空氣に包まれているのも80年代の映画の特徴か。当時のデニーロと今の自分があまり歳が変わらないと言う事実に茫然。





「ウワサの真相-ワグ・ザ・ドッグ」。大統領選挙を2週間後に控えた所に現職の大統領にセックス・スキャンダルが。もみ消しのプロとして雇われたデニーロがハリウッドのプロデューサー(ダスティン・ホフマン)と組んで世論操作の為に戦争をでっち上げる物語。今、観るとどこかで聞いた事があるような話だと思うが、驚くべきはクリントン大統領のモニカ・ルインスキー事件の前に作られていると言う事実。上映時間97分と徹底的に無駄を省いた構成とブラックユーモアで退屈させない。テレビニュースが世論を形成する空氣、同時多発テロの後のイラク侵攻前のアメリカで実感した事を思い出す。大ヒットするタイプの映画では無いが、大人の鑑賞に耐えうる作品。私の中ではデニーロとホフマンの共演は2004年の「ミート・ザ・ペアレンツ2(Meet the Parents 2)」、だったのでここで共演していたのはプチ発見。

特にデニーロを意識している訳では無いのだが、クリスマスから年末年始にかけて「ゴッドファーザー」三部作を観て以来、氣が付いたら結構まとめて観ている氣がする(「ディア・ハンター」も観たし)。先日、書いたタクシードライバーと比較しても70年代、80年代、90年代とそれぞれの時代の空氣が反映されているなと思う。


 今のネット時代では逆に考えられない面白み


 「ミッドナイトラン」の設定も「ウワサの真相」も今の時代背景では物語が成立しないだろうと思った次第です

2012年3月26日月曜日

Star Wars Episode 1 3D



最少に懺悔しなくてはいけない事がある。自他共に認めるSWファンの私だが、この映画については映画館に行くを半ば義務のように感じていたと言う事だ。3Dのスターウォーズと言うものにそもそもあまり関心が無かったし、何と言っても作品はシリーズ中、最も評価の低いエピソード1。先週、公開が始まりすぐに行こうかと思ったが、その時は氣分的にシャーロック・ホームズの新作を優先してしまった。そして翌週末、改めて映画館へ。

感動した。

いや、物語は相変わらずツッコミ所が満載だし、要所要所で、「うーん、そこの描写がちょっと違うのだな」、と思う氣持ちも健在なのだが、大スクリーンにStar Warsの文字がジョン・ウィリアムズのスコアと共に表示された瞬間、自分がどれだけこのシリーズを好きなのか思い知らされた。そして不思議な事に昔と比べるとずっと素直に楽しむ事が出来た。

何故だろう。

昔、観た時は大して氣にもならなかったクワイ=ガン・ジンとアナキン、そしてアナキンの母親のシュミとの関係がもっともじっくりと染み通って来た感があったのは自分も父親になったからかと思わなくもない。クワイ=ガンのキャラ自体がずっとジェダイ・マスターとしてしっくり来るようになったのは純粋に自分の歳故か。アナキンやオビ・ワンに対して以前は感じなかったクワイ=ガンの大人、あるいは父親像の包容力のようなものを感じた。

もう一つ大きいのはエピソード1の位置付だろう。1999年5月に公開された時は10数年ぶりのSWの新作と言う事で当時の私も含め凄まじい期待値の高さがあった。結果は何と言うか微妙な肩透かし感。子供の頃、胸をワクワクさせて映画館にいた時に味わったSWって、こんな映画だったけ?と言う消化不良な氣持ちがあった。映画の冒頭や、ダース・モールのライトセーバーシーンなど昔も良かったし、今も良いシーンもあれば、惑星ナブーの描き方のように昔も今も何だかピンと来ないシーンもある(本当に侵略されているのかと改めて疑問に思ったり)。ただ、エピソード1単体で見るのでは無く、全6エピソードの一作目と言う位置で観ると、一つ一つのパズルのピースがもっとすっと収まる感じがする。もちろん、先日書いた「Darth Plagueis」を読んでいれば、「このシーンの裏側であんな事が展開して・・・」、と夢想する楽しみもある。


SWは映画館の大スクリーンが良く似合う

3Dや物語云々以上に映画館の至福を堪能する2時間強でした

2012年3月22日木曜日

Battlestar Galactica Blood and Chrome

朝食時にメールをチェックするとNY道場の稽古仲間達がメールで盛り上がっていた。内容はBattlestar Galacticaの第一次サイロン戦争を描いたBlood and Chromeの予告編の内容について。「何?」と思ってリンク先のYouTubeをチェックするとNBCが該当動画を引き抜いた後だった。朝一からの絶望感。

日本国内ではほとんど賛同者を見つけた事の無いマイナーな話題のシリーズだが、Battlestar Galactica(BSG)は私のアメリカ時代、最も楽しんだSFテレビシリーズだと言っても過言では無い。2008年に帰任が決まった時、最終シーズンの途中で、「今、帰ったら続きが分からないじゃないか!」、と叫びたくなったぐらい。iPod Touchを買ってiTunesからアメリカのクレジットカードを使って日本国内で買えなかったBSGシリーズのエピソードを買って通勤中の電車の中で観たものである。今はDVDのレンタルショップに行けばあるけれど。

さらに当初、全く関心を示していなかった嫁さんに、何かの折に第一話を見せたら一氣にはまり、妊娠中や子供が生まれた後も夫婦で全話観たシリーズでもある。基本は自分達が作ったロボット(サイロン)の反乱によりほぼ全滅に追い込まれた人類のわずかな生き残りがサイロンの追跡をかわしながら住居可能な惑星を目指すと言う物語。極限状態の中での人々のサバイバルとドラマ、そしてエピソード毎に途切れぬ緊張感に虜になった。あのクオリティならもっと長引かせる事も出来たにも関わらず、潔く4シーズンで濃いまま終了したシリーズだ。

番外編のシリーズ、「Caprica」、や番外エピソードの「The Plan」、もあったが、この度、BSGの主人公であるアダマ艦長の若い頃を描いたBlood and Chromeが完成したようで、その予告編が出たらしい。友人達の盛り上がったメールはそれについて。帰宅して観る事が出来たが、イタチごっこのようにどんどん削除されている。



で、いつ放送されるんだ?
 



そもそも単発なのか、シリーズを狙ったパイロット版なのか、現時点では情報が少な過ぎる。



と思った矢先にこんな情報が。どうやら出回っていた動画は正式な予告編では無く、業界内のプロモ動画の様子(だったらThe Girl with Dragon Tattooと同じ曲で1分半の映像を流すのも分からなくは無い、恰好良いけど)、そしてTV放送では無くWeb配信かも?ちなみに上述のio9のサイトの動画はまだ残っています。

2012年3月15日木曜日

Limitless / リミットレス

昨年のどこかの段階で結構格好良い予告編を楽しみながら、いつの間にか公開され、氣が付いたらレンタルショップに並んでいたこの作品。主人公のブラッドリー・クーパーは「Hangover」でブレイク、「Aチーム」でフェイスマンを演じたりしている人。共演はロバード・デ・ニーロ。




物語はシンプル。薬で超人的能力を身に付けたけど、薬は24時間しか効果が無い上に危ない副作用があるらしい、さてどうする?これだけである。結論、あまり深く考えたく無い時に楽しむにはちょうど良い。ただし肩透かし感あり。

映画は主人公のエディーが敵に追い詰められてビルから飛び降りようとする所から始り、そこから主人公のナレーションで回想が始まる。このパターンは「ファイト・クラブ」と一緒。結構好きである。舞台はマンハッタン。主人公はチャイナタウンに住んでいるのだが、途中で知らない内にメトロポリタン美術館に着いていて、「いつ間に?」、と言うシーンがあるのだが、それは確かに歩くには遠いだろと思ってしまうのは昔、住んでいた故か。

この映画、主人公が能力を開花させて行く過程は面白いのだが、主人公が結局、何をしたいのかが不明瞭なのが氣になった。作家志望から始り、投資その他へと移行して行くのだが、要するに金儲けがしたかったと言う事かと思ってしまったり。通常の特殊能力(ヒーローもの)だとその能力と引き換えに失うもの、あるいは諦めるものがあり、それがドラマを盛り上げるのだが、エディの場合はそれが無い。そこが多少、観ていて物足りない所かもしれない。しかしB級映画をB級映画として楽しみたい時は、お薦めである。


 嫁さんはデ・ニーロのエッジの無さに不満氣でしたが

最近、「Taxi Driver」や「The Deer Hunter」を観ていたので、少しノリの差が

ちなみに「Heat」のデ・ニーロはとっても格好良いです、映画もお薦め

2012年3月7日水曜日

New York

私は仕事の関係で1998年から2008年の10年間、アメリカのニューヨークに住んだ。正確には住んでいたのはハドソン川を挟んだニュージャージー州だが、会社も道場もマンハッタン。週6日はNYにいたので、NYに住んだと言っても嘘にはならないだろう。

私はNYの街が好きだ。東京から行くと地下鉄は暗いし、街も汚い。人々は自己主張が強いので、自分のスタンスをクリアにしていないとあっと言う間に疲労してしまう。夏は暑さで死者が出て、冬は寒さで死者が出る。このように書くと一体、何が良いのかと言う氣持ちになるが、チェルシーやヴィレッジなどを散策したり、車でハドソン川沿いを天氣の良い日に走らせている時の開放感は素晴らしい。ミッドタウンのオフィス街は東京のそれと大して変わらないが、数ブロック歩けば全く異なる街が広がる、そんな街。

もちろん映画の舞台になる事も数知れず。住んでから観直すと「Men in Black」、の冒頭の追跡シーンなどが具体的に皮膚感覚で分かる。「American Gangster」、の1シーンで主人公達が橋からマンハッタンに車で入るシーンが実はマンハッタンからの出口で映画館で思わず笑ったりした事もあった。人種の坩堝、アメリカ人が「ここはアメリカじゃない」と言う、そんな街。

年末年始にGodfatherシリーズを観た影響で、最近、アル・パチーノの「Serpico」、とロバード・デニーロの「Taxi Driver」、を観た。それぞれ70年代のNYを舞台にした名作。前者は腐敗した警察組織に単身戦いを挑む刑事を描いた実話、後者はベトナム帰りでタクシードライバーをする青年が徐々に静かな狂氣に蝕まれて行く物語。やはり名作だけあって今、観ても全く古臭さを感じない。パチーノやデニーロが自分より若いと言う事実に違和感を覚えるぐらいだ。





そしてNYの街並みが汚い


 この時代にいたら10年も住んでいただろうかと映画を観ながら自問自答

(Losing the edge、日本に長くいるとこの感覚に襲われます
)