2013年6月5日水曜日

趣味と仕事と家族と

今朝方の通勤時にGunosyで届いた記事で「家庭、仕事、趣味の両立の難しさを痛感。仕事・趣味男の弱点」、と言うものがあり読まずにはいられず呟いた。家庭、仕事、趣味を全て成立されるのは不可能では無いかと言うのが私の実感。

私の趣味と言えば武術と映画鑑賞。読書も加えたい所だが最近は村上春樹の新作を読んだぐらいでほとんど本を読む機会が無いので微妙な所。武術については以前も述べたが、NY時代と今では全くと言う程状況が違う。以前は週6日は道場にいるのが普通だったのが今はほぼ皆無。早朝に家族が起きてくる前に身体を動かす程度。サイトも以前は毎日のように更新していたが最近は月一ぐらいの頻度か。映画鑑賞は何とか映画館に時々通い、週に一回は夫婦でDVDを観るようにしている。

結婚したぐらいでは趣味の時間が消える事は無かった。が、子供が出来たら無理がある。我が家は長男が3歳、次男が6ヶ月。平日、嫁さんに任せっきりである以上、週末に気軽に稽古に行く訳にもいかない。行くに当たっては事前に要相談だ。映画館は妻子が寝た後に行く事が出来ない事も無い。睡眠時間をどんどん削っていけば良いのだが、削り過ぎると仕事に弊害が出る。バランス維持が至上命題。

仲間と稽古が出来ない事について罪悪感が無いと言えば嘘になる。とは言え、家族より優先度が高い事は無い。長男に毎朝、「お父さん、今日は会社行かない?」、と聞かれて週に5回は、「今日は仕事なんだよ」、と言って家を出ている身としては週末ぐらいは子供と過ごして喜ばせたいのである。稽古に行けばそれはそれで非常に楽しいが、子供と過ごせる時間がその分減ると言う事実は胸が痛い。ジレンマ。これまで自分の周りで当たり前のように起きていた事であるが、自分にも起きるとはちょっと不思議な感じである。

趣味の時間は今でももちろん大切だが、今は自分の中の優先順位として子供と過ごす時間の方が少し高めなのだろう。子供が可愛らしく「お父さん」と慕ってくれる期間だってそう長くは無いはず。外の世界に出て憎まれ口を叩きながら自分の世界を築き始めるまでは子供の事を優先的に考えても良いか、と。

そんな長男も明日は初登園日。明日は仕事を終えたら何とか子供が寝る前に帰って話を聞いてあげたい。

映画館にも行きたいのだけど。