2011年8月8日月曜日

打ち合い

 週末の土曜日に久しぶりに今年に入ってから縁の出来た他流儀の古流の自主稽古会に参加させてもらった。自主稽古会は毎週末開催されているのだが、さすがに毎週の参加は難しい。午前中は私が子供の面倒を見て嫁さんが外出、午後は代わりに私の時間と言う事で道着をカバンに詰めて家を出た。

体育館に着くと先に来ていたのは先輩が2人のみ。3人で稽古を始めている内に他の人達も集まってきた。稽古は押し合いや相撲のような内容もあれば、互いに組んで特定の個所を鍛える鍛練法もあるし、打撃に投げ、武器もある。初心者としては軽く消化不良を覚える量だが、そこはコツコツと。

個人的にはこの稽古体系は非常に理に叶っていて面白いと思う。キツイ稽古方法は打ち合いだ。一定の型でどの程度の打撃力が出来ているのか互いに打ち合って確認すると言うもの。打つ場所は腹。私が過去に経験した中国武術などでは、試し合いの打ち合いの際は危険なので打つ場所を変えると言う事がされていた。ロシアのシステマでも互いに浸透する打撃で試し合う事はされている。結局の所、技として効く打撃を練る為にはどこかで打たれる、打つ経験は必須。そして人間、誰もすき好んで打たれる人はいない。ここがジレンマ。組手で殴られるのと、自分の意志で立っている状態で打ち込まれるのとではずいぶんと印象が違うものだ。一概には言えないかも知れないが個人的には前者の方が楽。

そんな打ち合いの稽古も今回が2回目。今回は人数も集まっているので様々な人と組んで、稽古する。上手い人の動きは無駄が無く、打撃もズシンと浸透する。軽く悶絶しながらタイムアウトをお願いするぐらい。

そんな稽古を土曜の午後に行ったお陰で久しぶりに体力は限界まで消耗。電車の中で坐ったら自分の駅で降りるのがキツイぐらいだった。シャワーを浴びると腹や腕に延々と痣がある。翌朝は筋肉痛で布団から出るのがしんどい。起きている子供を嫁さんが相手してくれている事に感謝である。そんな日曜日に嫁さんに前日の稽古の事を報告、腕の痣を見せる。


良かったねーと言う満面の笑み

前はいつもそうだったものね、との指摘にそうだっけと首を捻ったり

(まぁ合氣道だけではなかなかこうならないのは確か)




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