2012年12月4日火曜日

007 Skyfall

ジェームズ・ボンドの映画、初めて観たのはテレビ放送のショーン・コネリーの「ゴールドフィンガー」だったろうか。映画館で初めて観たのは中学生時代、ロジャー・ムーアの「美しき獲物たち」だった。それ以来、ティモシー・ダルトン、ピアーズ・ブロスナン、ダニエル・クレイグと007を演じる役者は変われど映画館で観てきた。それぞれの作品がその当時の自分の記憶と重なっていて面白い。

そして50周年記念の作品「スカイフォール」。その昔、父親が学生時代に「ロシアより愛をこめて」を映画館で観た話を聞いた時はピンと来なかったが、自分にも子供が出来るといずれは子供と映画館で観る日も来るのではと思わずにはいられない。


今回は既に2度観ている。初回は2週間前のアメリカ出張の際、ニューヨークで。平日朝の9時40分のIMAXの会を堪能した。観客数は20名程度だったろうか。2度目は日本での区会初日。映画の日と言う事もあり大変な混雑ぶりだった。嫁さんが初回を観に行き、私は嫁さんにチケットを買ってもらって午後の回を。小さい子供がいるとなかなか夫婦揃ってとはいかない。

方々で書かれている事なので私から特にコメントする事は無いが、ダニエル・クレイグボンドの特徴は今の時代に合わせたリブートだろう。今回はまさに古いボンドと新しいボンドの見事なミックスぶりだった。新しいシリーズでありながら過去のシリーズに繋がるとでも言うべきか。堪能した。冒頭のアクションシーンで鳥肌が立つような感動を与えてくれる作品なんてそうそう無い。2度目でもそれは変わらなかった。Qとのやり取りなど、予備知識が無くても普通に面白いが、過去の作品を知っていれば更に面白い。アストンマーティンはその最たるものだろう。

個人的に日米での鑑賞比較をすると観客のノリだろう。NYで観た時は少数だったにも関わらず私を含めて映画の某シーンなどで、「それか!」、みたいな感じで観客が盛り上がるのに対し、日本の映画館はとにかく静か。声を出して笑うのがためらわれるぐらいである。後は鑑賞後、映画の雰囲気に浸って映画館を出てくるのは良い映画のお約束だが、NYにいる時の方が自分自身の表情を含め「なりきり感」が強かった気がする。そのまま映画の世界がスクリーンの外に広がっている感じとでも言おうか。これは街の持つ空気の違いかもしれない。

いずれにせよお勧め

次回作かその次ぐらいは子供と行くのだろうかと思うと妙な感じです

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