2010年10月26日火曜日

読書

大前研一、柳井正著の「この国を出よ」、を読み終えた。ある夜中、仕事から帰って来たらカウチに本が置いてあったのである。嫁さんが買ったらしい。嫁さんも子供も寝ていたので食事をしながら読んでいたら軽くはまってしまった。大前研一は著作もブログもよく読んでいるし、柳井正はサラリーマンの時代は終わったと言う発言を耳にして以来、機会があればチェックしている。今の時代を考察するのにこの二人の本は素直に面白い。

日頃、ネットで接していたりするせいか本の主張自体は特に目新しい事は無いのだが、印象に残ったのは158ページの、「うまい英語とは、流暢に話せることではありません。世界の共通語は英語ではなく、文法もイントネーションも不正確な「ブロークン・イングリッシュ」なのです。ビジネスの世界で一番大切なのは、相手にどんなことを伝えたいのか、どんな結果を残したいのかを考えることです」、と言う箇所。これは内田樹が語るところのリンガ・フランカ(Poor English)にも相通ずる所である。

私自身たまたま海外生活が長い事もあってか、統計に見られる今の若い世代の海外を忌避する傾向については若干疑問を抱かなくも無い。確かに日本は基本的に何でもあるし便利だが、 私は自分の子供には海外に出て世界に接して欲しいと思う。それはただ旅行をして欲しいと言う事ではなく、実体験として世界の広さ、様々な文化に触れて欲しいと言う事。本の最後の「日本を出よ!そして日本に戻れ!」と言う辺りを読みながら改めてそんな事を思った。

と言うか私がまた出たい

現在、本業に忙殺されていますが、本当は古巣に用事があったり無かったり

 (去年、一昨年と他流儀の師の通訳としてNYに遊びに行っておりました・・・今年は泣く泣くお休み)

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