2011年10月11日火曜日

実りのある稽古

 私が情熱を燃やす趣味と言えば武芸な訳だが、では具体的に何かと問われると真面目に答えるのが難しい。習慣的に合氣道と答えているが帰国以来、道場に属していないので、あまり定期的に稽古をしているとは言い難い。セミプロの友人との自主稽古と、NYを訪れる際に昔の古巣である道場に顔を出すぐらいだろうか。最近では道着に袴姿になるのは月一程度。これで果たして趣味として成立しているのか突っ込まれれば微妙な所である。

以前にも述べたが今年の3月、震災の直前にネットでNY時代から親しくさせて頂いていた沖縄の手の使い手の方の一般講習会に参加させてもらう機会があった。それまでは文章と動画だけでの接点だったが、実際に稽古に触れて、古流の教えが脈々と生きている武芸がきちんと現存している事を嬉しく思った。最近は週末、月に数回の割合でそちらの自主稽古会に出席している。先日は沖縄出張があったのを良い事に沖縄で仕事後に稽古をする楽しみもあった。

節操が無いと言われればそれまでなのだが、私がこれまで縁があり師と仰がせてもらっている方々からは一様に広く学ぶようにと言われてきた。武芸の世界では珍しい事だが、「他流に首を突っ込んだら破門」と言う扱いを受けた事は無い。もちろんだからと言って大々的に他流を学んでいる事をアナウンスするのはNG。そこは嗜みと言うものである。

この3連休は関東講習会だった。当初は1日のみの参加予定が嫁さんの厚意で急遽2日参加出来る事に。弟子向け、会員向け、一般参加者向けとあったが私は後者2つに参加した。立ち方、押し合い、投げ合い、武器、ミット打ちに約束組手、あっと言う間に数時間が過ぎる。このカリキュラムの密度の濃さは本当に大したものだ。訊くと弟子向けの稽古はさらに濃いらしい。面白そうだ。2日間、実に楽しい時間を過ごした。


審査も受けてしまったり


全くそのつもりは無かったのですが、成り行きで、お陰様で初級です

(帰国以来、黒帯より白帯を締めている回数の方が圧倒的に多い氣がします)

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