2012年3月15日木曜日

Limitless / リミットレス

昨年のどこかの段階で結構格好良い予告編を楽しみながら、いつの間にか公開され、氣が付いたらレンタルショップに並んでいたこの作品。主人公のブラッドリー・クーパーは「Hangover」でブレイク、「Aチーム」でフェイスマンを演じたりしている人。共演はロバード・デ・ニーロ。




物語はシンプル。薬で超人的能力を身に付けたけど、薬は24時間しか効果が無い上に危ない副作用があるらしい、さてどうする?これだけである。結論、あまり深く考えたく無い時に楽しむにはちょうど良い。ただし肩透かし感あり。

映画は主人公のエディーが敵に追い詰められてビルから飛び降りようとする所から始り、そこから主人公のナレーションで回想が始まる。このパターンは「ファイト・クラブ」と一緒。結構好きである。舞台はマンハッタン。主人公はチャイナタウンに住んでいるのだが、途中で知らない内にメトロポリタン美術館に着いていて、「いつ間に?」、と言うシーンがあるのだが、それは確かに歩くには遠いだろと思ってしまうのは昔、住んでいた故か。

この映画、主人公が能力を開花させて行く過程は面白いのだが、主人公が結局、何をしたいのかが不明瞭なのが氣になった。作家志望から始り、投資その他へと移行して行くのだが、要するに金儲けがしたかったと言う事かと思ってしまったり。通常の特殊能力(ヒーローもの)だとその能力と引き換えに失うもの、あるいは諦めるものがあり、それがドラマを盛り上げるのだが、エディの場合はそれが無い。そこが多少、観ていて物足りない所かもしれない。しかしB級映画をB級映画として楽しみたい時は、お薦めである。


 嫁さんはデ・ニーロのエッジの無さに不満氣でしたが

最近、「Taxi Driver」や「The Deer Hunter」を観ていたので、少しノリの差が

ちなみに「Heat」のデ・ニーロはとっても格好良いです、映画もお薦め

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