2011年3月9日水曜日

家族の形

 昨日、Twitterでも少し呟いたのだが、この「イクメン」どころの騒ぎじゃない時代が来ますの日記が私個人としては色々とツボだった。内容は日本国内の消費市場が縮小するにつれ、今後、企業はより海外に出て行くだろうし、それに伴い海外赴任のスタイルも変わっていくのではないかと言うもの。数年程度の特別待遇的な駐在からもっと海外で腰を落ち着けた長期滞在型に変わり、それに伴い、結婚生活や子育てのスタイルも変わっていくのではとの内容である。

日記では10年後と言う話だったが、これは我が家に結構当てはまる。私は3、4年と言う話でNY赴任が決まり、結果的に10年過ごす事になった。これは私が帰国を望まなかったからで、強制的に帰任命令が出なかったら今も向こうで稽古三昧にマイペースに暮らしている可能性は高い。嫁さんとはNYで出会ったが、付き会っている間も結婚後も主に日本-アメリカ間の遠距離だった。嫁さんの仕事は海外営業だったのと、彼女の上司が理解のある人でヨーロッパに出張後、NYに立ち寄らせてくれたりと色々とウルトラCな便宜を図ってくれたので年に数回会いながら、過ごしていた次第。とは言え、いずれは子供も欲しい、結婚してから一緒に暮らす手段は無いものかと模索していたら私が帰国する破目になり丸く納まった。

ただNY時代に思いを馳せると1年弱の短期とは言え、大学の合氣道の仲間と後輩の女性がそれぞれ赴任していた事はあったし、他の友人でも奥さんの仕事との関係でアメリカ国内で別居婚や、時には片方が海外赴任と言うケースも見て来た。NYで初めて出会った嫁さんの友人夫婦は現在、香港で生活していたりする。

結局の所、それぞれの育ちや暮らしの中で自分が置かれている状況を基準として物を見るので、私からすればリンク先の日記の内容は10年後の世界では無く、むしろ今、この瞬間の話に感じる。でもTwitterで人々の感想を追うと、「考えられない」、と言うコメントもありなかなか興味深い。日記はイクメンのあり方にも言及されているが、夫婦共働きだったら嫁さんが海外赴任、旦那と子供がそれにどう対応するかと言う事も充分にあり得る。我が家に置き換えて考えるとシンプル。


嫁さんへのオファーが良ければあまり迷わず付いて行くかと


行き先にもよりますが、面白そうだし、子供も世界を肌で実感した方がずっと良いはず

(そんな私もまた機会があれば海外に出て行きたいところです)

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